【SOLDOUT2コラム】最上位店舗ごとの経営戦略を考えてみる

経営が安定してくると、店舗を変更してやりたいことを特化させる方も多いと思います。普段は工房で木工アイテムのプレイヤー向け販売している立場ですが、他形態店舗でプレイする場合の経営方法などを考えてみました。

Athによる独断と偏見と推測を多量に含む記事となっているので、参考にする場合は自己判断でおねがいします。




テナント

  • 倉庫50,保管庫10,販売8,作業2,輸送2
  • 販売枠に特化した店舗
  • 住民数の増加と市場相場の底上げに一番貢献する店舗

各店舗の中で最も多い販売枠を持ち、大量の販売枠で住民から資金を巻き上げるSO2世界での大正義店舗。作業枠と輸送枠が非常に少ないため、立地は非常に重要になる

売るアイテムは主に他店からの仕入れに頼ることになるため、他店からアイテムを買い付けて住民向けに販売するプレイングがメインになる。また、すぐ近くに作業特化店舗が隣接していれば、買い付けも簡単になるため、協力次第でプレイヤー向け販売価格で大量販売も可能になる。テナントという名前の通り、作業特化店舗のアイテムを大量に出品するプレイで他店と差をつけていきたい。これが出来ればマーケットリーダーの道はすぐそこである。テナント系店舗は販売税も安くなるので、積極的に売り上げランキングの上位を狙っていこう。

転売というと聞こえは悪いが、生産数に事実上制限がなくアイテムレアリティの概念がないmu島では「転売」と言うよりも「買い付け・卸売り」という取引形態に近く、市場に対する「需要の安定化」や「価格の安定化」の役目を担うことになるので、販売系店舗の存在は非常に重要である。作業枠特化の店舗が増えるだけではアイテムが溢れて市場価格は下落していく一方なので、テナントはもっと人気になればいい。(この考えの前提条件には、住民増加の寄与率が 販売棚の影響>販売価格 である必要があるのだが…)

ログハウス

  • 倉庫50,保管庫10,販売2,作業8(屋外作業速度115%),輸送2
  • 野外作業に特化した店舗
  • 原料採取や屋外加工などがメイン

屋外作業に特化した作業特化店舗。専ら原料の産出が作業の主力になるため地図が友達になる。

全ての作業の起点は屋外作業による原料採集が元になるため、ログハウス系店舗が少なくなるとmu島全体の経済が停滞しアイテムの生産は停滞し、住民が減少するという悲惨な結果が待つことになる。

ログハウスの主な作業は地図による原料採取になるが、屋外での加工作業などもあるため加工業もも可能である(できる作業はそんなに多くない)。一応、屋内作業も可能だが、屋外作業速度115%が付いているので、これを生かすためにも積極的に出屋外作業を行っていきたい。特に農業関係は屋外作業が多いので、現状利益率が低い農業作業では大量生産・薄利販売が必要になる。

6月末のアップデート以降原料は住民に売りにくくなったため、原料販売は専らプレイヤー向けの販売がメインになる。というか原料を住民向けに販売すると、売れ行きが悪すぎて過剰在庫を抱える羽目になる。プレイヤーを意識したプレイングが主軸になる事が多いので、在庫・最安値・他店立地などを考慮して原料のスタック販売で確実な売り上げを狙っていきたい。

工房

  • 倉庫50,保管庫10,販売2,作業8(屋外作業速度115%),輸送2
  • 屋内作業に特化した店舗
  • 原料採取も可能だが、作業速度を考えると原料は他店舗から仕入れたほうが良い

屋内作業に特化した作業特化店舗、職種ランカーを目指す場合ほぼ工房一択になる。作業枠の多さを振り回して職種レベルをガンガン上げて利益率を上げていくのが基本的なプレイスタイルになる。

工房とログハウスは同じ店舗枠を持っているがプレイスタイルは大きく異なる。自前で原料を用意しない関係上、材料の調達は概ね輸送枠に頼ることになる。しかし、輸送枠2は作業枠8を埋めるには明らかに不足しているため、作業妖精には常に輸送を強いることになる。

近所に屋外作業系の店舗があればこの問題は解決するので、店舗改装時に立地も熟考していれば工房プレイは非常に楽になる。

また、工房の販売枠2では作業量8で作られるアイテムを全て売ることは難しいため、住民売れ行きがいいアイテムかプレイヤー向けの価格で販売するかの2択になる。工房で住民へ販売することが出来れば凄まじい売り上げを上げる事が出来るが、実際のところエメ街以外では難しいだろう。

卸売問屋

  • 倉庫50,保管庫70,販売3,作業3,輸送3
  • 保管庫に特化、最大で130スタックのアイテムを所持できる
  • 倉庫と比べ保管枠+20だが、販売・作業・輸送枠-1に見合うかは微妙

あまり人気のない最上位店舗①。すごい量の在庫を持てる、名前の響きはとても良いのだが使い勝手は悪い。卸売問屋にしたその日から福引券は天上界の存在になる。

普通にプレイしたら駆け出し店舗の下位互換になってしまうため、保管庫の量にモノを言わせたトリッキーな経営戦略を練る必要がある。例えばLv地図によりスタックしにくいアイテムを大量に在庫したり、幅広いアイテムを持ってくるミミ星人プレイをしたりと、少量多種の作業を行う作業がメインになってくるだろう(これくらいなら下位の倉庫でも十分なのが)。

会議場で「アイテムのセット上限を上げてくれ」という要望をmu氏が聞き届ける度に相対的に卸売問屋の価値は下がっており、無意識的に公式からも見捨てられつつある悲しき店舗である。(ちなみにβの時はペンのセット上限が10で、ある意味一番倉庫系店舗の輝いていた時期でもあった)

余談だが、卸売り問屋のみが行える戦略は大量のアイテム買い込みによる「価格吊り上げ」になるだろう。

市場に出てる特定のアイテムを大量に買い込む事により、アイテムの価格を釣り上げ利益を上げる事は理論的に可能である。卸売問屋の持つ保管庫量を使えば市場のアイテム1種類を丸ごと買い込む事も不可能ではないだろう、資金が許す限りではあるが…

実際に行う場合、対象アイテムの厳選と豊潤な資金が必要になる。現在のmu島の市場規模では市場基盤が不安定なところもあるため価格吊り上げ自体は簡単にできるだろうが、買い込んだアイテムを処分できなくなってしまう可能性も十分にあるので注意しよう。

運送屋

  • 倉庫50,保管庫10,販売4,作業2,輸送8
  • 輸送に特化、他の最上位店舗よりバランスが良い
  • 主に仕入れ販売がメイン。

あまり人気のない最上位店舗②。凄まじい輸送枠を持ち流通の一角を担う店舗。のはずなのだがSO2の輸送や販売のシステム自体が反則級に恵まれているため、個性が出せずいまいち輝けない店舗である。

最上位店舗の中では割とバランスがよく販売枠4を持っている。仕入れ販売がメインになる店舗なのだろうが、それなら立地を厳選してテナントにした方がいいという現実が待っている。(輸送系以外の店舗は他の街との輸送が出来ないとか、輸送時間にさらに差をつけるとか輸送の明確化が出来れば輸送系店舗の価値もあるのだが…)

通常にプレイした限りでは恵まれた輸送枠を生かせず、ただの移動店舗の下位の存在になるのだが、少量在庫の最安値品を大量に買い込むという方法がある。特にSO2を始めたばかりの店舗は最安値だけを見て追従した価格で販売してしまう事も多いので、他店に買われてしまう前に容赦なく買い上げてしまおう。輸送枠は8もあれば安い商品を大量に買い込む事が出来る。これが良いか悪いかはあなたの良心次第。

またこの方法を逆手に取り、わざと最安値より安い価格で少量販売して、他店舗がそれに追従して更に安い価格で出してきた時に逆に一気に買い付けてしまう「見せ玉」という方法もある。

高利益率の道具や原料などは比較的成功しやすいので、興味があれば試してみるのもありだろう。ゲームの向こうには人がいるという事を実感できるプレイが楽しめる(現実世界的には商品取引法違反である)

ちなみに筆者は木工品の最安値価格を面白半分で更新することはあるが、上記のように相手の最安値品を買い付けることはない。むしろ、もっと安い価格で販売して同業者の利益を削っていくタイプである。

なんだかんだ言ってポイントを安定して稼げるのは輸送作業なので、資金さえあれば総合の上位ランカーに食い込むことも可能である。(常に輸送枠をフル稼働する必要はあるが)